毎日使うキッチンは、家づくりの中でも特にこだわりたい部分だと思います。
ですが、キッチンは機能やデザインなど決める部分が多く、悩んでいませんか?
私も料理が好きなので、キッチンにはこんなこだわりたいポイントがありました。
- 清潔感があるキッチンにしたい
- 掃除がしやすいキッチンにしたい
- 子供を見ながら料理できるキッチンにしたい
- 収納は多く設置したい
タウンライフ家づくりで住宅会社のカタログを取り寄せたり、後悔した人の記事をたくさん調べて計画しましたが、それでも失敗ポイントは発生しました。
今回の記事では、そんな我が家が採用したハウステックのキッチン「カナリエ」を使ってみて失敗したポイントやよかったポイントを紹介します。
キッチンの失敗ポイント
致命的な失敗はありませんが、もう少し工夫すればよかったというポイントを5つ紹介します。
キッチンとカップボードの通路幅が狭い
我が家はI型のキッチンになっていて、キッチンとカップボードの幅が90㎝あります。
一人でキッチンに立っているときは気になりませんが、以下のような場面では窮屈さがあります。
- 食洗機や引き出しを出した状態で通路を通る
- キッチンに立っている人の後ろを通る
- シンクを使っているときに真後ろにある冷蔵庫を開ける
- 買い物かごから冷蔵庫にものを入れている時に後ろを通る
通路の広さを決めるときには、食洗機や引き出しを出した状態で、どの程度の幅になるかの確認はしました。
ですが、もう少し広くてもよかったかなと思いました。
しかし、通路を広く取ってしまうと、こんなデメリットも。
- 間取りが必要以上に大きくなる
- リビングやダイニングが狭くなる
- 料理をしていて後ろのカップボードからお皿を取りたいけど届かない
- 通路が汚れて掃除が大変になる
通路の幅を決めるときには、以下の内容を考慮することがおすすめです。
しかし、キッチンの通路の幅を広くする分、ダイニングが狭くなったり、間取りが広くなり費用がかかってしまうこともあります。
広さと費用のどちらを優先するか悩ましいですが、優先順位を考えてください。
コンセントが足りない
「コンセントが足りなくて同時に複数のキッチン家電が使えない」という失敗はかなりの方が経験あり。
我が家も、今は足りていますが、キッチン家電が増えたときにコンセントをどこから取ろうか検討しています。
そのためのコンセントの数は「常時必要なもの」と、「使用するときだけ必要なもの」にわけて考える必要があります。
家庭によって常時必要なものは違うと思いますが、以下のものは忘れがちなコンセントの一例です。
- 冷蔵庫
冷蔵庫設置場所の壁面上部に必要。 - タッチレス水栓・ビルトイン型浄水器
シンク下に必要。コンセントケーブルでも可能。 - 食洗機
ワット数に注意。 - ウォーターサーバー
ウォーターサーバー設置場所付近に専用で必要。
特にタッチレス水栓や食洗機のコンセントは図面に記載されているか確認してください。
キッチン家電の置き場所を検討するために、ショールームへ行く前に置きたいキッチン家電をリストアップしておくのがおすすめです。
ショールームへ行った際に、実物のカップボードを見ながら、キッチン家電の置き場所を検討できます。
シンク下の引き出しの高さが足りない
我が家はシンク下を引き出し収納にしましたが、高さが足りずフードプレッサーが収納できませんでした。
ハウステック「カナリエ」シリーズの特徴でシンク下の収納部分にアレンジスライドがついています。
収納力は増えて良いのですが、フードプロセッサーの高さが高かったため、引き出しが閉まらなくなってしまいました。
仕方なく、フードプロセッサーはカップボードの上に置くことになりました。
高さがあるものを収納したい場合は、引き出しの高さが足りるかを検討してください。
食洗機が小さく、手洗いが発生する
食洗機は、深型の食洗機で6人分の食器が洗えるものを採用しました。
当初、Mieleの食洗機を設置しようと思っていましたが、金額が高いこととスペースを多くとられるから不採用に。
しかし、食洗機の大きさが足りなかったため、家族全員分の食器と鍋を食洗機に入れようとすると全て入りきりませんでした。
手洗いをしないために食洗機を導入したのですが、鍋などは手洗いをしています。
少し金額が上がっても、家族の人数に合わせて大きめのタイプを選ぶことがおすすめです。
パントリーの上段にスペースがない
キッチン横に設置したパントリーですが、上部の棚が壁と干渉してしまい、上部の棚に物が入らない状態となってしまいました。
パントリーをつけたのに上部のスペースが有効活用できず薄いものしか収納できなくなってしまいました。
収納スペースを作るときは、壁と干渉しないかなどを検討して設置する必要があります。
キッチンのやってよかったポイント
キッチンでよかったポイントは以下の5つです。
タッチレス水栓は快適すぎる
我が家が絶対に採用したかったタッチレス水栓。
料理中に手が汚れていても蛇口に触れることなく水を出すことが可能です。
生肉や土のついた野菜を触ったあとに蛇口に触れるのは気が引けませんか?
家で餃子を作るのが好きなのですが、生肉や粉で手が汚れている状態で蛇口に触らずに手が洗えるのは快適です。
タッチレス水栓をつける時は、シンク下にコンセントをつける必要がありますので、忘れずに計画してください。
また、新築やリフォームだけでなく、以下のような後付けできるタイプのタッチレス水栓もあります。
後付けできるタイプのものは、乾電池で動くため、コンセントの増設は不要。
新築やリフォームをする方だけでなく、すべての方におすすめです。
IHコンロでも火力などは十分だった
コンロをIHにするかガスにするかは迷うポイントですよね。
私も料理をするので、IHの火力では弱いのではないかと不安でした。
しかし、IHでも火力は十分でガスと変わらず調理ができています。
火力だけでなくIHにしたことで以下のメリットがあります。
- コンロ部分がフラットのため、掃除がしやすい
- 調理時に煙が出にくい
- 火災保険が安くなる
また、太陽光発電を乗せることでさらにメリットがあります。
- 太陽光発電の電気を使用することで電気代をおさせることができる
- 災害などでライフライン(電気、ガス)が止まった時に太陽光発電によって、自家発電できる
どうしても中華鍋を強火力で使いたいという人以外には、IHコンロがおすすめです。
IHコンロもコンセントを忘れずに設置してくださいね。
食洗機は小さかったが、設置は必須だった
デメリットで食洗機が小さかったと伝えましたが、設置は必須です。
食洗機を活用することで、以下のようなメリットがあります。
- お皿を洗ってる時間が少なくなり、違うことに時間が使える
- 食器洗いにより発生する手荒れが軽減される
- 水道代の節約になる
食洗機は時間の節約だけでなく、手洗いに比べて節水や水切りスペースの削減にもつながります。
食洗機があったことで、食後に家族と遊ぶ時間が増えました。
ゴミ箱スペースはオープンタイプを採用
我が家は、ゴミ箱スペースはオープンなタイプにして、移動できるゴミ箱にしました。
オープンタイプを採用した理由は、収納タイプと比較したときに、こんなメリットがあると思ったからです。
- ゴミを捨てるときに引き出しを開ける手間がない
- 汚れた手で引き出しを開けると引き出しが汚れてしまう
- ゴミの近くまでゴミ箱を移動が簡単にでき、水などを垂らさずに捨てられる
料理で出た生ごみをそのままゴミ箱に捨てたい時ありませんか?
ゴミ箱が移動できるタイプであれば、ゴミの近くまでゴミ箱を持っていくことができるので、水が垂れてしまう心配はありません。
しかし、ゴミ箱が見えると生活感が出てるので、隠したいという方もいると思います。
我が家もオープンタイプですが、生活感は消したかったため、ゴミ箱のデザインをシンプルなものにしました。
自動で開閉するタイプに憧れましたが、高すぎるので断念しました。
我が家が採用した足踏みタイプは、金額もあまり高くありませんのでおすすめです。
ワークトップを立ち上がりにすることで、水はね防止
水はね防止やワークトップのごちゃごちゃを隠すために立ち上がりタイプを採用しました。
立ち上がりタイプは、妻からの要望でした。
私は、フラットタイプや欲を言えばアイランドキッチンが良かったです。
実際に使ってみると、水はねがリビングに飛ぶことがなく、リビングの床掃除を毎回行う必要がなくなりました。
また、時間がなくて片付けができない場合でも、リビングからは手元のごちゃごちゃは隠れているため、キッチンが汚れていると感じることは少ないです。
子供がまだ小さく、片付けに時間が取れないという方は、立ち上がりタイプがおすすめです。
勝手口を無くし、寒さ対策とコスト削減
勝手口をつけたいという方、多いと思います。
我が家も最初は勝手口をつけようと思っていました。
しかし、我が家は以下のメリットがあると思い、勝手口はなくしました。
勝手口をなくすと500,000円のコスト削減が可能に。
- 冬場に勝手口から冷気が入り込まなくなる
→勝手口は開口部であり、断熱性の高いドアにしなければ、冷気が入ってします。そのため、勝手口をなくすことで冷気が入り込まなくなり、キッチンが寒いということもなくなります。 - 防犯対策をしなくても良くなる
→ドアがあるとその分、防犯対策が必要になります。勝手口をなくしたことで、ドアの防犯対策が不要になりました。
勝手口は実家にもついていたから当たり前のようにつけようと思わず、本当に勝手口が必要かを検討してみてください。
まとめ【キッチンで失敗しないためには、さまざまな間取りを見ることが大切】
我が家の失敗ポイントやよかったポイントを紹介しました。
失敗しないキッチンにするには、住宅会社のカタログや写真、住宅展示場などを見て、自分のイメージを作ることが大切です。
我が家も多くのキッチンを見たので、この程度の失敗で済みました。
住宅会社のカタログには、多くの写真が掲載されていて、アイデアの参考になるものばかりです。
しかし、住宅展示場にカタログをもらいに行くと、営業マンの話を聞く必要があり、回るだけで疲れてしまいます。
そのため、まずは住宅会社のカタログを一括請求がおすすめです。
我が家が利用したタウンライフ家づくりでは、自分の建てたい地域に対応できる住宅会社がたくさん掲載されています。
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キッチンのアイデアだけでなく、建てたい家のアイデアの参考にもなります。
失敗しないキッチンのためにも、多くのカタログや写真を見て、自分の理想のキッチンをイメージしてみてください。
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